免疫力とは?

私たちは、空気中にうようよと飛び交う、さまざまなウイルスや細菌に毎日晒されています。

このように、空気中に漂っているウイルス、細菌などを【浮遊微生物】と言います。

実は、私たちの周りには1㎥あたり4000個以上の、目に見えない浮遊微生物が存在しているのです。

しかし、これらの微生物が私たちの体内に入り、病気になることはまれです。

それは、微生物が私たちの身体に侵入しても、数時間のうちに排除されるしくみ【免疫システム】が備わっているからなのです。

また免疫システムは、私たちの健康だけではなく、美容にも関係しています。

毎日のキレイと健康のために、免疫力を上げることは、とても重要なのです。

今回はその理由をご紹介していきます。

お届けする項目は以下の通りです。

01.私たちの健康を守る【免疫力】
02.免疫力が低下する原因とは?
03.炎症と免疫の関係
04..免疫力を上げて健康な毎日を

私たちの健康を守る【免疫力】


〈免疫力が上がれば病気になりにくい身体になる〉
ということは、あなたはなんとなく知っているかと思います。

そもそも【免疫】とは〈病気から逃れるために働く、私たちの身体を守る力〉いわゆる抵抗力のことです。

私たちの身体は、およそ60兆個の細胞でできています。

皮膚、筋肉、脳の細胞や、形も働きも異なるさまざまな細胞があり、これらの細胞はお互いに協力し合い、上下関係を結んだりしながら、生命活動を営んでいます。

私たちの身体は、さまざまな細胞同士が作り上げる〈社会〉のようなものです。

そして、形や働きがさまざまな細胞でも、自分の細胞には自分だけの目印があり、ひとりひとりが異なる目印を持っています。

この目印を区別し、侵入してきた浮遊微生物や、ウイルスなどに感染した細胞を【自分ではない】と認識し、排除する仕組みが免疫の基本なのです。

この免疫の働きは、私たちの【免疫細胞】が担ってくれています。

免疫細胞は、大きな枠でとらえると、血液中に含まれる【白血球】のことです。

この白血球には、

・顆粒球
・リンパ球
・単球

の3種類の免疫細胞に分けられ、それぞれに含まれる免疫細胞が独自の役割で敵に対抗しているのです。

さらに、私たちの免疫細胞の種類は、【自然免疫】【獲得免疫】の2種類に分けられます。

【自然免疫】

自然免疫とは、私たちがもともと持っている免疫で、病原体が体に入りこみ悪さをする前に、いち早く病原体を攻撃し、体内への侵入を防いでくれる役割があります。

免疫細胞:白血球(好中球・マクロファージ・樹状細胞など)

【獲得免疫】

獲得免疫とは、病原体を特異的に見分け、それを記憶し抗体を作り、同じ病原体に出会った時に効果的に病原体を排除する役割があります。免疫細胞:リンパ球(T細胞・B細胞など)

このように免疫細胞は、体内で発生した異質な細胞がないかパトロールをして退治してくれる、〈身体の見張り役〉なのです。さらには、死んだ細胞や老廃物の【除去】をしてくれる働きもあるのです。

またどんなに元気な人でも、毎日5000個のがん細胞が発生していると言われていますが、このがん細胞を見つけて、攻撃して死滅させるのが【ナチュラルキラー細胞(NK細胞)】です。

ナチュラルキラー細胞(NK細胞)は、ウイルス感染した細胞も発見し、無毒化する働きを持っています。このような免疫細胞の働きにより、私たちの身体は健康に保たれているわけです。

免疫力が低下する原因とは?

私たちの健康を守る【免疫細胞】たちは、
様々な要因でその働きが低下してしまします。

免疫力が低下する原因は、以下のとおりです。

加齢


免疫力を下げる原因で、避けようのないものが【加齢】です。


その理由は、加齢により白血球の仲間でがん細胞などを攻撃する【NK細胞】の

働きが低下するからなのです。

その力は20歳をピークに、なにも対策をしなければ、後は下がり続けます。

偏った食生活


免疫細胞は、タンパク質を中心として様々な物質から構成されています。

コレステロールも細胞を作るのには、欠かせない物質なのです。

このように、細胞を作るために必要な栄養素が不足すると、免疫細胞が十分に作られなくなり、免疫力が下がってしまうのです。

また、粗食が良いとされたり、肉より野菜を取ろうとよく言われますが、
野菜ばかりを食べたり、糖質・油を抜いたり、タンパク質の摂取が不足したりすると、確実に免疫力を低下させます。

ストレス


悲しい・苦しいといったネガティブな感情を引き起こす【ストレス】は、
NK細胞の働きが大きく低下し、感情や心の動きに大きく影響されます。

その一方で、笑顔や明るい気持ちになると、NK細胞は活性化することが科学的に証明されています。

不規則な生活


夜型の不規則な生活を送っていると、免疫細胞が影響を受けている【自律神経】が乱れ、
免疫力が低下します。

この自律神経は、私たちが意識していないところで、
〈動く〉〈休む〉といった、相反する働きをバランスよく保てるよう、調節してくれている体の機能ですが、このバランスが崩れると、心身に変調を来すのです。

〈動く〉神経が優位になると、顆粒球の割合が大きくなると、NK細胞が減少するのです。私たちの体は、昼間に活動し、夜は休むリズムがもともと備わっていて、免疫システムもそのリズムで働いています。


このリズムが崩れると免疫システムが変調をきたし、正常な働きができなくなるのです。


薬の飲み過ぎ


薬は本来、免疫細胞で太刀打ちできない強いウイルスや細菌を倒してくれる、お助け役なのです。


健康を守るのに薬が必要な時もあるのですが、少しでも具合が悪いと薬を飲むという習慣は、もともと体に備わっている免疫力を低下させる一因になってしまします。


特に、抗生物質の乱用は、腸内に棲む免疫力に必要な細菌まで殺してしまうのです。


腸内環境の悪化


腸の主軸となるのは、小腸大腸です。


ここには、実は身体全体でいう免疫細胞の70%が存在しているのです。


この腸には、大量の腸内細菌がすんでおり、
正常な腸内環境だと[善玉菌・日和見菌・悪玉菌][2:7:1]のバランスで存在しています。

善玉菌は、体に有用な物質を作り、腸内の有毒物質を無毒化し、免疫細胞の見張りをくぐり抜けた浮遊微生物などの病原体を、体外に排出してくれる働きがあるのです。

その一方悪玉菌は病気の元となる有毒物質を作ります。

日和見菌は、この二つの菌の働きが優位な方に加担します。


腸内環境が悪化すると悪玉菌の働きが強くなり、有毒物質が増え、免疫力を下げる原因になるばかりでなく、様々な病気の引き金になるのです。

腸内環境と免疫の関係については、こちらの記事をご覧ください。

→ 
免疫力を上げるために【腸内環境の改善】を始めましょう。

このような日常的にある様々な原因で、免疫細胞の働きの力【免疫力】は低下していきます。

免疫力が低下すると、身体の抵抗力が落ち、風邪などの感染症にかかりやすくなるばかりではなく、身体に【炎症】を起こしやすくなり、口内炎や肌荒れ、湿疹ができやすくなったり、傷がなかなか治らなくなったりと、様々な身体の不調を作り上げる原因になるのです。

炎症と免疫の関係


近年、全ての病気は炎症が原因だと言われていますが、
この炎症と免疫には深い関係性があるのです。

まず、炎症の原因を見ていきましょう。

一般的に炎症が起こるためには,その原因となる有害な刺激が存在します。


その原因は大きく分けて,

・生物学的因子
・物理的因子
・化学的因子

の3つがあります。

[生物学的因子]は、病原体の侵入によっておこる感染症一般を意味します。感染症の原因としては,細菌,真菌,ウイルス,原虫,寄生虫などがあげられます。

[物理的因子]は、機械・電気・紫外線・放射線、また、高温による火傷や低温による凍傷など,ある一定以上の刺激が炎症の原因となるものです。

[化学的因子]は、化学物質による障害で、重金属や有機溶剤による中毒、酸・アルカリによる腐食などが含まれます。食品に含まれる化学調味料や添加物もこれに入ります。

身体内での炎症を起こす原因としては、この3つの要因が引き金となり発生する【活性酸素】が大きな要因の一つです。

活性酸素とは?


活性酸素は、私たちが呼吸をした際に、体内に取り込まれた酸素の一部が化学変化を起こして発生する、いわば副産物です。


この活性酸素は、酸化力がパワーアップした酵素のことなので、その強い酸化力を利用して、免疫細胞たちは外敵と戦う時の武器として使用します。

一定量の活性酸素には全く問題なく、私たちの体を守る抵抗力になるのですが、この量が増えすぎると、炎症の原因になるのです。

ただし、私たちには活性酸素が増えすぎた際に、押さえ排除する力【抗酸化力】も合わせて持ち合わせています。

しかし、活性酸素は、先ほどもお伝えしたように、3つの要因、例えば、感染症などで発生した炎症、空気中の化学物質による身体のストレス、紫外線などの影響、加齢などの要因で抗酸化力が衰えると、その発生量が爆発的に増加します。

そうなると、活性酸素の働きが加速することになり、身体のあちこちで活性酸素によるダメージを受けてしまい、炎症の原因となるのです。

さらに、身体のしくみとして、もともと炎症は活性酸素を発生させて細菌やウイルスなどの病原体にダメージを与えるのです。

つまり、炎症を起こしているところからは【活性酸素】が大量に発生するようになっているのです。
こうなると、活性酸素はどんどん身体の中で増え続けます。

そして、この炎症には種類があり、経過によって、急性炎症と慢性炎症に分けられます。

急性炎症と慢性炎症

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経過がすみやかで、早期に終息する炎症を[急性炎症]といいます。


分かりやすくいうと、蚊に刺されたときに、赤く腫れ痒くなりますよね。
時間がたつと、自然と痒みは収まり、数日であとすらも無くなります。これが急性炎症です。

一方、組織障害が長期にわたる場合や,原因となる病原がなかなか処理されなかったり、活性酸素が大量に発生している場合には炎症が長引き、4 週間以上に長引く炎症を【慢性炎症】といいます。

この【慢性炎症】が、身体内に発生することで様々な身体の不調が発生します。

心臓病、脳卒中、動脈硬化、がん、うつ、認知症、アトピー性皮膚炎、花粉症、気管支喘息など。

一見全く違う病気に感じても、全ての原因は【慢性炎症】が原因なのです。

実は、この炎症はさきほどご紹介した、身体の見張り役【免疫細胞】が外敵と戦い、外部からの有害な物質を排除したり、傷を修復しようとする際に発生する反応なのです。

しかし、免疫力が低下している状態では、炎症になった原因をずっと排除できず、長期間に渡りその炎症を消化できなかった場合、慢性炎症という状態になってしまいます。

そして、この慢性炎症になったとたん、免疫細胞たちは暴走を始め、
自分の身体をどんどん攻撃し始めるのです。

そうなると、慢性炎症はじわじわと広がり、長い歳月をかけ、身体を深刻な病気へと導いてしまします。

このようなところから見ても、健康長寿への分かれ道は【免疫力がいつも向上していること】が重要なのです。

免疫力を上げて健康な毎日を


免疫力を上げることは、
健康を維持し、年齢を重ねても元気に過ごせるために、重要な私たちの課題なのです。

そして日々、免疫力を上げることで、病気、老化、美容など・・・全ての原因を未然に防ぐことができる、究極の【原因療法】になるのです。

免疫力向上委員会では、日々健康になれるための最新の情報をお伝えしていきますので、ご参考にしていただければ幸いです。

あなたも今から、健康にストレスなく過ごせるための知識を身につけ、実践していきましょう。

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