悩める【貧血】症状を改善する方法

貧血

あなたは、貧血になっていませんか?

体がだるい、疲れやすい、動悸や息切れがする、あまり食欲がない・・
など、ちょっとした体の不調。

実は貧血のせいかもしれません。

2015年の厚生労働省の調査によれば、日本人女性の約10人に1人は貧血。

月経のある女性では、5人に1人とも言われています。

この不調の原因。
【貧血を改善する方法】をご紹介していきます!

項目は以下の通りです。

01.貧血って何?
02.貧血の原因
03.女性の方が貧血になりやすい?
04.貧血を改善する方法
05.貧血を改善して不調知らずの身体を目指そう

01.貧血って何?

?
【貧血】というと<血が少なくなる>というイメージを持つ人が多いと思いますが、血液そのものの量が変わるということではありません。

【貧血】とは血液中の、【赤血球】の量と【質】が低下している状態なんです。

貧血は、何らかの原因によって赤血球に含まれる【ヘモグロビン(血色素)】の量が減ってしまうことです。
【ヘモグロビン】は赤血球の主成分(赤い色素)で、鉄を含む【ヘム】とたんぱく質である【グロビン】が結合したものです。
このヘモグロビンの役割は、肺で酸素を取り込んで、取り込んだ酸素を全身に運ぶことです。

貧血は、この血液中のヘモグロビンの量が減ることにより、全身の細胞に酸素が行き渡りにくくなり、身体が【酸欠状態】を引き起こしています。

酸欠状態になると、階段を登るような軽い動作でも動悸(どうき)、息切れがする、疲れやすい、顔色が悪くなる、頭が重いなど、身体に異常な症状が出てきます。

疲れがとれない、体がだるい、顔色が悪い、肩こりがひどい・・・なども、貧血による不調症状ですが、この症状で病院に行くということは少ないのではないでしょうか?

ほとんどの場合、健康診断で指摘されてからはじめて病院を受診し、貧血と診断されることが多いんです。

この【貧血】ですが、
さまざまな要因により、発症することがわかっています。

02.貧血の原因

貧血原因ここで、貧血の種類をご紹介していきます。

貧血には大きく分けて5種類にわけられます。

● 鉄欠乏性貧血

貧血のほとんどがこの【鉄欠乏症貧血】と言われています。
体内の鉄の不足により、ヘモグロビンの合成が低下して起こります。女性に多く見られのが特徴です。

● 再生不良性貧血

骨髄の造血幹細胞機能不全により、血液が産生できなくなって起こります。

● 巨赤芽球性貧血

新しい血液を造るために必要な【ビタミンB12または葉酸】などの不足により、赤血球の増殖に異常をきたして起こる貧血です。

● 溶血性貧血

本来、外敵である細菌などと戦う免疫システムに異常が起こり、本来攻撃してはいけない自身の正常な赤血球を攻撃し、赤血球が破壊されることによって起こる貧血です。

●慢性炎症に伴う貧血

非常に多い貧血ですが、一般的な認識が少ないものです。
様々な慢性炎症性疾患により、炎症性サイトカイン(免疫細胞活性化のサイン)が増えすぎることにより生じます。
近年、ペプシジン(鉄代謝制御の中心的役割を担っているホルモン)というホルモンがこの貧血の原因となっていることが判明しています。

慢性炎症に関しては、こちらの記事をご覧ください!
→免疫力とは?

このようなさまざまな原因により、
身体の各組織や臓器が酸欠状態になり、脳にも大きな影響を与え、 めまい・頭痛といった、代表的な症状としてあらわれるんです。

また、筋肉が酸欠状態になると、 全身がだるく疲れがなかなか取れないといった症状も起こります。

さらに、貧血が起こると皮膚を赤くしている色素が減ることにより、肌に赤みがなくなり、黄色っぽいくすんだ肌になります。

他にも、目の結膜(まぶたの裏)の赤みがなくなり白っぽく見えたり、爪が白く見えるようになると貧血が疑われます。
そして、ひどい貧血が続くと爪がスプーンのように反り返ったり、爪が弱くなり割れやすくなる、表面がはがれる、みぞができて爪の表面がでこぼこになるなどの症状が起こってしまいます。

03.女性の方が貧血になりやすい?

女性女性の貧血の約7割は、鉄不足の【鉄欠乏性貧血】と言われています。
実は、女性の約半数の人までも、貧血まで至らない鉄欠乏状態(隠れ貧血)であるといわれているんです。

また、月経のある女性の約半数は何らかの鉄欠乏状態にあるともいわれていて、 鉄欠乏性貧血は、月経によって血液を失う女性に多く見られます。

また、月経以外での鉄不足の原因は、

● ダイエットや偏食などによる鉄の摂取不足
● 妊娠・授乳などによる鉄の必要量の増加
● 胃切除や、胃酸分泌低下などによる鉄の吸収低下
● 潰瘍、痔など失血による鉄の排泄増加

などで起こってしまうんです。

ここで女性にありがちな鉄欠乏要因を詳しくご紹介していきます。

◯偏食・ダイエットによる鉄分の摂取不足

食事量が減ると鉄の摂取量も不足しがちになるので、貧血を起こしやすくなります。
ダイエットで食事を制限する思春期の若者や、食が細くなる高齢者は特に貧血に気をつけましょう。

◯成長期や妊娠・授乳期などで鉄分が多く使われる

成長期や妊娠・授乳期は、からだが必要とする鉄分の量が増えます。結果的に、通常の摂取量では不足することになります。

◯月経・痔・子宮筋腫などが原因の出血過多

月経などで出血が続くと鉄分が不足してしまいます。
女性は1回の月経によって、15~30㎎の鉄が失われると言われているんです。
また、女性の鉄の1日必要摂取量は、 月経がある場合12mgとされています。
※女性は年齢・状況により異なります。
しかし、日本人の鉄の平均摂取量は7.4mgと全く足りていません
また、女性は出血で貧血になりやすいだけでなく、もともと男性よりからだに貯えられる鉄量が少ないので日頃から意識することが大切です。


また貧血は、美容にまでも影響してしまいます。

鉄分が不足していると、肌や髪の状態にも影響が出てしまうんです。
また、紫外線を浴びると体内に活性酸素が発生して肌にシミができることがありますが、活性酸素を消去する酵素【カタラーゼ】の生成には鉄分が必要です。

つまり鉄分が不足すると、肌にシミができやすくなってしまいます。
目の下にクマができるのも、鉄分不足が原因の一つ。
鉄分が不足して、血液が酸素を十分に補給できないため血行不良が起きてしまうために起こります。

さらに、髪のツヤがなくなったり抜け毛が増えるのも、鉄分不足が原因ともいわれているんです。
このようなことから、女性は特に【貧血気味】という程度であっても、鉄分を十分に補給する必要があるんです。

04.貧血を改善する方法

タンパク質
貧血の症状でもっとも多い原因である【鉄欠乏】は食生活で改善することができます。

ここで貧血を改善する食生活のすすめをご紹介します!

1】なにはともあれ鉄を摂ろう!

鉄が少なければ、鉄を補う必要があります。
食品に含まれる鉄は、ヘム鉄と非ヘム鉄に分けられ、肉類に多く含まれている【ヘム鉄】は溶けやすいため吸収されやすく、ほうれん草や小松菜、豆類などの野菜に含まれる鉄分【非ヘム鉄】は消化吸収されにくいので、食事では【ヘム鉄】で摂る方が吸収する効率がいいんです。

2】ヘモグロビンの材料になるたんぱく質を摂ろう!

たんぱく質は、赤血球の中のヘモグロビンの材料となる栄養素なので、鉄と同様に大切です。
肉や魚のたんぱく質は、吸収されにくい非ヘム鉄の吸収を高ることができます。
特に、必須アミノ酸のバランスのよいたんぱく質【卵や肉】は欠かさないようにしましょう。

3】いろいろな食品をバランスよく食べよう!

ビタミンB2・B6・B12、葉酸、ビタミンCなども造血や鉄の吸収にかかせない栄養素です。これらを十分に摂るには、偏食せず3食きちんとバランスよく食べることが重要です。
一度にたっぷり摂るというよりは、毎日欠かさずに摂取することを意識しましょう。

4】ヘム鉄+ビタミンCを一緒に摂ろう!

ビタミンCは非ヘム鉄を吸収しやすい形に変えることができます。
この作用は、梅干しに含まれるクエン酸や酢にもあります。
また、ビタミンCも一緒に摂取すると吸収がよくなります。

また、すでに貧血で病院に通い、鉄剤を服用している方も多いのではないでしょうか?

今までは、貧血は鉄不足が原因と考えられ、鉄剤を処方されることが多かったのですが、最近になり鉄剤を服用しても貧血が治らない人感じている人が増えてきました。

実は、これは体内のタンパク質不足【非鉄欠乏性貧血】が増えているためなんです。

【非鉄欠乏性貧血】は、血中の総タンパクの値や、肝臓で合成されるアルブミンというタンパクが少ないことが原因とされています。

このタンパク不足の原因は、女性が月経で毎月、血液中のヘモグロビン(タンパクと鉄が結合したもの)を失うことで、鉄とともにタンパクも不足してしまうためにおこります。

また、米主体から小麦主体への食生活の変化していることも原因です。
米飯ではタンパク質に含まれる必須アミノ酸を補うことができるのですが、麺類やパンなどの小麦では、摂取できる必須アミノ酸が2種類も少ないんです。
さらに仕事に忙しく、食事を手軽なパンやお菓子ですます女性も多くなり、肉や魚、卵など良質のたんぱく質を摂取する機会が少なくなっていることなどが原因とされています。

貧血対策には、鉄といっしょに良質なたんぱく質を含む食事を心掛けることが大切なんです。

また、鉄欠乏性貧血以外の貧血の場合でも、
日頃から免疫力をしっかりと高めておくことも非常に重要です。

免疫力を日頃から高めることで、免疫異常の原因となる【慢性炎症】を未然に防ぐことができるんです。

さらに、免疫力を高めることは、あなたがもともと持っている【自然治癒力】【バリア機能】を高め、私たちの健康を守ることに直結します。

05.貧血を改善して不調知らずの身体を目指そう

健康
貧血で悩まされているあなたも食生活を見直すことで、今までにない元気な身体を手に入れることができます。

どうしても貧血症状が改善できない場合、もしかすると、貧血症状の裏に別の病気が潜んでいる場合があるのかもしれません。
病気による出血が原因となっている場合は、もととなっている病気の治療を行わなければなりません。

実は、がんによっても貧血が引き起こされることがあるんです。
その主ながんは大腸がん、胃がん、食道がんといった消化器系のがんや、血液のがんである白血病などです。
がんの潰瘍部分は非常に弱く、例えば大腸がんでは、便が潰瘍の部分を通過するときに表面をこすってしまって出血する場合があり、がんが原因で血が失われてしまい、貧血の症状が出やすくなるということも考えられるんです。

この場合は、その原因になっている病気を改善することが先決です。

貧血といえど、侮ってはいけません!

適切な改善方法で、貧血による毎日の不調を改善し、快適な毎日を送りましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です