免疫力を左右する!?自律神経って何??

免疫力

私たちのカラダの中には、無数の神経があります。

その中で、内臓の働きなど、生命を維持するための調整してくれるのが【自律神経】です。

◯突然動悸がする・脈が速いのに病院では異常はないといわれたり、

◯常に息苦しく・喉がつまった感じ・・でも耳鼻科でも異常はなく、ストレスといわれた。

◯吐き気がする・胃が痛い・下痢が続いている状態・・・でも病院で検査したのに、何も原因がわからない。

◯耳鳴り・めまい・汗が大量に出る・だるくてすぐ横になってしまう。

こんな症状が当てはまるあなたは、【自律神経】が大きく乱れてしまっている可能性があります。

このように【自律神経】が乱れると身体にさまざまな支障が出ると同時に、あなたの【免疫力】を大幅に低下させる原因となってしまうんです。

そんな免疫力を左右する【自律神経】を整える方法をご紹介します。

項目は以下の通りです。

01.自律神経って何?
02.自律神経が乱れる原因
03.自律神経が乱れると免疫力が下がる!?
04.自律神経を整える方法
05.自律神経を整えて健康な身体に!

01.自律神経って何?

生体システム私たちの身体の機能を調節する【自律神経】

自律神経は私たちの循環器(心臓・血液・リンパなど)・消化器(胃・腸など)・呼吸器(肺など)の活動を調整するために、24時間働き続けている神経です。

たとえば、自分の意識で心臓を止めてみよう!といわれても、止めることってできないですよね。

食事した後に、『胃を動かして消化して、次に十二指腸に送って〜』なんて、自分で考えずとも、わたしたちのカラダが勝手にやってくれているわけです。

勝手にというのは、私たちの意思とは無関係にカラダの機能を調整している神経。
それこそが【自律神経】なんです。

自律神経が昼夜を問わず、死ぬまで休まず働いてくれているから、私たちは【生きている】状態を保っているのです。

さらに自律神経の役割は、心臓や肺、胃や腸などの消化器系臓器を動かすだけでなく、体温を調節するのに汗をかいたり、血圧をコントロールするのに、血管を拡張したり収縮したり、身体の隅々にわたり、毎日大忙しに働いてくれているんです。

そして自律神経は【交感神経】と【副交感神経】の2つの神経から成り立っています。

主に、昼間や身体が活動しているときに活発になる<交感神経>と、夜間や安静時、リラックスしているときに活発になる<副交感神経>の2種類があり、この2つの自律神経の働きは、本来バランスを取りながら働いています。

そして、2種類の神経がどう作用するかによって、心や体の調子は大きく変わるんです。

交感神経が強く働くと、血圧が上がり、瞳孔が拡大して、心と体が興奮状態になり、副交感神経が優位に働けば、血圧が下がり心拍数は減少。
瞳孔が収縮し、心と体が休んでいる状態になります。

交感神経優位のときは、エネルギーを消費して、活発に臓器も動かし、副交感神経優位の時は、省エネモードに切り替えて、元気な状態に回復させる時間にしているというわけです。

やじろべえのように、交感神経と副交感神経が同じくらいの割合で働いているときは、体調にそれほど困ったことは起きないのですが・・・。

色々な要因により、バランスが崩れてしまうと、
自律神経の働きが乱れ、カラダの器官にさまざまな不調が現れてしまいます。

02.自律神経が乱れる原因

自律神経乱れるここで、日常生活から考えられる、私たちのカラダの機能を整える自律神経が乱れる原因を見ていきましょう。

1)精神的、身体的なストレス

人間関係、仕事のプレッシャーなどの悩みや、不安による精神的なストレス、疲弊、過労、事故、怪我。
さらには音、光、温度なども身体的なストレスとなって、自律神経の乱れの主な原因になります。
ストレスとは、適度なものならば生活にハリをもたらしてくれるものですが、ストレスが過剰になりすぎると、交感神経と副交感神経のバランス、つまり自律神経のバランスが乱れてしまうんです。

2)昼夜逆転などの不規則な生活

私たちのカラダは一定の生体リズムに従って働いています。
慢性的な寝不足や昼夜逆転、不規則な食生活などの不摂生を続けていると、生体リズムが狂って自律神経のバランスを乱す原因になってしまうんです。

3)疾患が原因となる自律神経の乱れ

自律神経失調症や更年期障害が自律神経の乱れを引き起こす代表的な疾患です。
自律神経失調症は、過剰な精神的、身体的ストレスが引き金となって自律神経が乱れることで発症し、その症状としてさらに自律神経が乱れるという悪循環に陥ってしまう最悪の状態です。
また更年期障害では、女性ホルモンの分泌が急激に減ることで自律神経が乱れ、突然のほてりやのぼせ、頭痛、めまいなどさまざまな不調があらわれます。

このように、自律神経が乱れる大きな原因であり、最も注意したいのは【過度なストレス】なんです。

03.自律神経が乱れると免疫力が下がる!?

免疫力低下私たちのカラダを守る【免疫】を働かせるためにも、自律神経とは切り離すことはできません。
この免疫の働きを支配しているのも、実は【自律神経】なんです。

基本的には、交感神経が優位の時は、免疫力が低下し、副交感神経が優位の時は、免疫力が亢進します。

そして、強いストレスを受けると自律神経のバランスが乱れ、常に交感神経優位な状態が続きます。

そうすると、侵入してきた病原体にくっついて、これを無力化するように働く【免疫物質IgA】の分泌が低下するなど、免疫力が大幅に弱まってしまうことが分かっているんです。

さらに詳しい研究では、精神的ストレスとなる勉強や仕事、看護師の仕事内容とストレスの関係を調べ、精神的なストレスが高まることが原因になり、唾液中のIgAが低下していることがわかっています。

また、女性特有のストレスである、月経前症候群(PMS)によるストレスも要注意なんです。

13人のPMS女性と11人のPMS ではない女性の月経前、月経中、月経後のIgAを測った研究で、PMS女性では月経後のIgAが低下していることがわかっているんです。

そして、冷えも慢性ストレスの一つ。

体が冷えると血管が収縮して血流が悪くなり、体の隅々に栄養や免疫細胞が運ばれにくくなることで、免疫力が低下してしまいます。

これも、特に筋肉量が少なく、熱の産生量が低い女性は冷えのストレスに弱いため、要注意なんです。

このように、カラダにかかる様々なストレスにより、自律神経が乱れ、さらには免疫力をも下げてしまうことになってしまうんです。

免疫力が下がってしまうと、さらに様々なカラダの不調を起こす原因につながっていきます。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
→免疫力とは?

また、自律神経が乱れることで、免疫力を低下させるだけにとどまらず、さまざまな病気を引き起こしてしまうんです。

以下、自律神経の乱れで起こる病気をご紹介します。

自律神経の乱れが引き起こす病気

1)自律神経失調症

不安や緊張、抑うつなど精神的なストレスや過労が引き金となって自律神経が乱れ、心や体に不調があらわれた状態です。
自律神経失調症になると、特に原因が思い当たらないのに様々な症状が現れます。

身体的な症状は、
慢性的な疲労、だるさ、めまい、偏頭痛、動悸、ほてり、不眠、便秘、 下痢、微熱、耳鳴り、手足のしびれ、口やのどの不快感、頻尿、残尿感など。

精神的な症状は、

イライラ、不安感、疎外感、落ち込み、やる気が出ない、憂鬱になる、感情の起伏が激しい、あせりを感じるなど。

あらわれる症状は人によって大きく違うのが特徴です。

2)神経性胃炎

仕事などによる精神的なストレスや過労が原因となる胃炎です。
ストレスや生活習慣の乱れなどから、自律神経がバランスを崩して胃酸が過剰に分泌され、気分がふさぐ、のどがつかえる、胸やけがする、胃が痛む、胃がもたれるなどの胃炎の症状を引き起こします。

3)過敏性腸症候群

腸のぜん動運動に異常が起こり、腹痛をともなう慢性的な下痢や便秘などを引き起こします。
下痢と便秘が交互に起こることもあります。
何週間も下痢が続いたり、一時的に治まり、その後再発するという現象を繰り返すこともあり、検査で調べても、目に見える異常が認められないのが特徴です。

4)メニエール病

ストレスなどが原因で内耳のリンパ液に異常が生じ、自分や周囲がぐるぐる回るめまいと、どちらか一方の耳にだけ起きる耳鳴り、さらに難聴の3つが同時に起きます。
多くの場合、強い吐き気や嘔吐をともないます。

5)過呼吸症候群(過換気症候群)

過剰な精神的ストレスが引き金となって、突然浅く速い呼吸を繰り返します。
動悸や酸欠状態のような息苦しさを感じ、さらに呼吸のしすぎによって血液中の二酸化炭素が過度に減少することで、めまい、手足のしびれ、筋肉のこわばりなどが起こります。
息苦しさから呼吸をしようとして、さらに呼吸のスピードが速まる悪循環に陥ることもあります。

04.自律神経を整える方法

男女このような病気をも引き起こしてしまう【自律神経の乱れ】。
カラダを正常に保つためには、とても大切な神経だということが、お分かりいただけたかと思います。

では、現代のストレス社会の中で、
自分の自律神経を守るためには、どうすればいいのでしょうか?

以下、あなた自身で自律神経を整える方法を、予防と対処に分けてご紹介します。

予防法

1)精神的ストレスに強くなる

会社、家庭、学校などにおける人間関係による逃れられないストレスとも、うまくつきあっていくことが大切です。
気長に考える、前向きに考える、楽観的にとらえる、自分に自信を持つなど、気持ちをコントロールしてストレスに強くなりましょう。
問題を一人で抱え込んでしまわず、誰かに相談するなど、上手な解消法を身に付けることも大切です。

2)心身のリラックスさせる方法を見つける

心地の良い音楽を聴くと、リラックス効果が得られます。
また、ぬるめのお湯にゆったりと時間をかけて浸かったり、アロマセラピーを取り入れることなど、自分なりのリラックス法を見つけましょう。

3)ライフスタイルを見直す

生活を構成する食事、睡眠、休養、労働(勉強)、運動の5つが、毎日規則正しく行われていると生体リズムも順調に回ります。
忙しくても、一番大切な1日の食事は楽しく味わうゆとりを持つように心がけましょう。
できるだけ睡眠を十分にとり、食事時間を一定にし、おかずの数を増やすなど食生活の質を高め、適度な休養や運動を心がけましょう。
乱れた生活を正し、リズムを取り戻すには、早寝早起きの習慣をつけ、定期的に生活習慣を見直すことも大切です。

4)適度な運動を心がける

スポーツは、運動不足の解消はもちろん、汗を流すことで気分がすっきりして倦怠感がなくなり、精神的な充実感も得ることができます。
また、定期的に運動を行うことで生活リズムも作ることができます。
ウォーキングなどマイペースでできる運動を無理のない範囲で始めて、続く運動習慣を身につけましょう。

5)色々な本を読んでみる

例えば、ビジネスのノウハウ本には、仕事に関するストレスを軽減するヒントが書かれていたりします。
また、本を読むことで、ストレスをストレスと捉えない、考え方や思考の仕方など、生活のヒントをみつけることもできるんです。
自分に合ったストレス対策を見つけるためにも、いろいろなジャンルの本を読んでみるのもいいでしょう。

6)カルシウムを積極的にとる

カルシウムには、神経の働きの緊張を鎮め、精神的なイライラを抑える効果があります。
カルシウムは、めざしや干しえび、わかさぎなどの小魚、小松菜、ほうれん草、チンゲン菜などの野菜に多く含まれていますので、積極的に食べましょう。

対処法

1)意識して休息する時間をつくる

仕事が一段落したときにブレイクタイムをとり、仕事場から離れて外の空気に触れるなどリフレッシュするようにしましょう。
また、1日の終わりには自分なりのリラックスタイムを作り心身の回復を。
そして1週間の終わりの休日には仕事を忘れて休息する時間をつくるようにしましょう。

2)精神的ストレスを抱え込まない

ストレスを抱え込んで心の疲労を招かないようにすることが大切です。
ものごとを否定的に捉えず、立ち止まっていままでの考え方を見直したり、気分転換などでリフレッシュすると効果があります。

3)気持ちを落ち着けてリラックスした生活をする

嫌なこと、つらいことも必ず時間が解決してくれることを忘れず、嫌なことを引きずらないなど、心の持ち方を変えることはとても大切です。
焦りを捨てて、不安な気持ちを和らげ、完璧さを求めずマイペースでゆったりした気持ちで物事に対処する方法を身につけるようにしましょう。

05.自律神経を整えて健康な身体に!

元気自律神経を整えることは、あなたのカラダの健康を守ることに直結します。

ストレスを感じることが多い世の中ですが、過度なストレスとは上手に付き合うことで、不調などなく過ごせるようになるのではないでしょうか。

あなたの上手なストレス発散法を見つけ、自律神経を正常に保ち、いつまでも健康ですこやかな生活を送りましょう!

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