身体の老化。
歳を重ねるにつれて、年々自覚症状が出てくる色々な不調は、
からだの細胞が老化している証拠です。
では、この老化の原因にはどんなものがあるのでしょうか。
今回は、最新の細胞老化の原因と、対策をご紹介していきます。


待ってましたやね!超絶知りたい!!


項目は以下の通りです。
01.老化の3大要因はこれだ!!
02.酸化とは?
03.糖化とは?
04.炎症とは?
05.老化原因を排除し、身体の細胞から若々しさを保とう!
01.老化の3大要因はこれだ!!



20代は夜寝らんくても、次の日まで元気もりもりやったのに。今では、寝ても疲れが全くとれん。

実は、加齢により身体に感じる不快症状、目で見える肌の老化などは、身体を構成している内側の<細胞>が、老化しているから現れているんですよ。

私たちの身体が老化しているのは、私たちの身体の内側<細胞>老化が進んでいるために起こります。
身体の内側のことは目に見えないため、自覚することは難しいのですが、身体の不調状態として現れる症状は、明確に自分の身体の変化を感じることができます。
老化により起こる症状の一部をまとめました。
大脳萎縮や脳細胞の減少・神経伝達物質の活性低下などから、認知機能の低下が見られます。
そのため、70歳以上の約1割、90歳以上になると5割が、認知機能低下に伴う認知症になると言われています。
左室の肥大や冠動脈効果、運動時の最大心拍出量が低下します。
これにより、心筋梗塞や心肥大・心不全・高血圧を引き起こします。
また、血管の弾力が失われる動脈硬化を引き起こし、様々な病気の原因になります。
肺胞の数の減少や、肺の弾性力の低下などにより、呼吸機能が全般的に低下します。
咀嚼や嚥下能力の低下による誤嚥性肺炎・消化管運動が低下することによる便秘や便通の異常・胃内容物の食道への逆流による逆流性食道炎などが見られます。
糸球体の喪失や腎血流量の低下・ろ過率の低下により夜間尿量が増え、尿失禁を引き起こします。
骨量や骨密度の低下による骨粗鬆症や骨折・関節液減少や滑膜の弾力低下による関節炎を引き起こし、寝たきりとなる方も。
物を見る中心である黄斑が老化により障害され、視力の低下を引き起こします。
また、音を伝える役割を担う数万本の毛が生えた細胞:有毛細胞が加齢とともに減少し、聴力の低下を引き起こします。
肌の乾燥や、シミ・シワ・ハリの低下
などなど。
このような症状から、老化により身体の変化を感じているかたは、細胞が老化している証拠なんです。
人は生まれてから亡くなるまで、常に何かしらの変化が起きています。
ある時までは<成長>と呼ばれますが、成人を迎えると、そこから先は<老化>と呼ばれるようになります。
もちろん、これは時の流れるスピードが誰しも共通であるために、誰にでも起こる変化ですが、そのスピードには個人差があるんです。
成長のスピードに個人差があるのと同様に、老化のスピードにも個人差があります。
さらに、身体の中の組織や細胞によってもそのスピードが変わってしまうんです。



年齢を重ねると老化するのは、身体の細胞老化を促進する要因が身体に蓄積しているからなんです。

この老化促進物質は、身体の中に絶えず発生して、私たちの細胞を老化させています。
そのまま放置すれば、細胞の老化=身体の老化はどんどん進行していきます。
この老化促進物質と呼ばれるものは、
①酸化
②糖化
③炎症
この3大要因により、大量に発生し、私たちの身体の細胞を老化へと導いてしまうんです。
02.酸化とは?

酸化とは、<酸化反応により引き起こされる生体にとって有害な作用>のこと。
簡単にいうと、酸化とは何らかの分子に酸素原子が結合することです。
私たちが住んでいる地球の大気には、酸素が約21%含まれています。
私たちは呼吸をし、この酸素を吸うことで、酸素を体内に取り入れ、身体を働かせるエネルギーとしていますが、私たちのからだの働きの元であるエネルギーをつくるためには、栄養素を燃やすこと、すなわち【酸化】が必要なんです。
そして、この酸化は体の中の全体で起こっているため、酸化によって細胞が傷つけられることがあります。
これが<酸化ストレス>です。
食品を例にとって見てみると、リンゴをむいて数分時間を置くと、茶色く変色しますよね。
あの状態が、酸素に触れることで細胞を変化させるまさに酸化ストレスです。
また、私たちの身体をサビさせる酸化ストレスの原因代表として、<活性酸素>はよく耳にするのではないでしょうか?
摂取した栄養素は身体の中で分解され、細胞の中にあるミトコンドリアの酸化反応により、エネルギー源に変換されます。
この過程で発生するのが、<活性酸素>です。
車で例えると、車の燃料のガソリンが<酸素>、車を動かす際、ガソリンが燃えて発生する排気ガスが<活性酸素>という具合に、私たちが呼吸をし生きている限り、活性酸素は生産され続けています。
このように、よく悪者扱いされる活性酸素ですが、実は体にとって有用なものでもあるんです。
例えば身体にウイルスが侵入し、細胞に感染がおこった時、好中球などの炎症細胞からつくられる活性酸素は、病原微生物を殺すのに役立ちます。
では、活性酸素の何がいけないのか?
それは、活性酸素が様々な要因で身体の中に過剰に増えることで、増えた活性酸素が私たちの細胞を破壊し、サビさせるため。
活性酸素によって細胞が攻撃されると、細胞膜の脂質が酸化し、細胞で行われる、栄養と老廃物の出し入れがスムーズに行えなくなります。
また、細胞の核が損傷すると細胞が死滅したり、体内のLDLコレステロールが酸化されると血管の老化を促進します。
このように過剰に増えた活性酸素は細胞を傷つけたり、死滅させることによって、老化を促進するということなんです。


どういう場合に、活性酸素って増えるん??

では、酸化の原因となる活性酸素が増加する要因を、まとめてご紹介します!

・過度の運動や運動不足
・偏った食事
・喫煙
・不健康な生活習慣
・心理的・肉体的ストレス
・紫外線や放射線
・大気汚染
・薬剤
・金属
・酸化された食べものなどをとる
このような日常生活で、身体を錆びさせる酸化の原因、<活性酸素>は容易に大量発生してしまうんです。
03.糖化とは?



酸化の原因、活性酸素対策をすれば老化は防げるんやね!楽勝やん!

老化の原因は、<糖化>も深く関係しているんですよ。

糖化とは、老化を促進する要因として今注目されています。
活性酸素による酸化が<体のサビ>と言われるのに対して、糖化は<体のコゲ>とも呼ばれているんです。
簡単にいうと糖化は、食事などから摂った余分な糖質が体内のたんぱく質などと結びついて、細胞などを劣化させる現象。
これが進むと、一番わかりやすいのが肌のシワやくすみ、シミなどとなって現れはじめます。
それだけでなく、糖化によってつくられるAGE(糖化最終生成物)は内臓をはじめとする体内組織に作用して、多くの病気の原因となることが知られています。
動脈硬化や白内障、アルツハイマーとの関連も指摘されており、身体をコゲさせる原因となるんです。
糖化を例で表すと、ホットケーキを作るとき。
こんがりと焼けて褐色になっていくのも糖化の一例で、ホットケーキに含まれる<砂糖>が、卵や牛乳などの<たんぱく質>と結びついて変性しているのです
おいしそうじゃん!と思う方も多いと思いますが、この糖化が私たちの身体内部で起こることで様々な老化現象を引き起こします。
私たち人間の身体には、タンパク質が15~20%、脂肪が13~20%も存在しているため、糖化の餌食になりやすいんです。
例えば、糖化によって肌のハリを保つコラーゲン繊維が破壊されると、肌は弾力を失ってしまいます。
また、糖化によって生み出された老廃物が皮膚の細胞に沈着すると、シミやくすみとなって肌の透明感が失われます。
髪のたんぱく質が糖化すると、髪のハリやツヤがなくなってしまいます。
このように、糖化によって作られるAGE(糖化最終生成物)が肌や髪に影響を与えると、年齢よりさらに老けた印象となってしまうんです。
さらに、糖化が血管や内臓に影響を与えると、もっと深刻。
血管の組織が糖化によってもろくなると血管壁に炎症が起こりやすくなってしまい、動脈硬化となるリスクが高まります。
当然動脈硬化が進行すると、心筋梗塞や脳梗塞などの心配が出てきてしまうんです。
また、糖化により、腎機能の低下、骨では骨粗鬆症、目ではドライアイや白内障、網膜症など、老化現象と言われるほとんどの症状は糖化が原因で引き起こされていると言われています。
さらにさらに、糖化はアルツハイマー病との関連も指摘されています。
健常な高齢者の脳と比べて、アルツハイマー病患者の脳には約3倍のAGEが蓄積されていたという報告もあります。
このように、糖化は<老化>と<病気>の大きな原因になるんです。
糖化は、エネルギーとして使われない、体内の余分な糖が原因です。
食べ放題が好きな人、ついつい大盛り無料に魅かれてしまう人、スイーツなどの甘いものやジュースが大好きな人は、糖化による老化リスクを心配する必要が多いにあるんです。
04.炎症とは?
身体を老化させる最後の要因は、<炎症>です。
この炎症は、これまで見てきた酸化・糖化の成れの果てです。
私たちの身体に起こる炎症には、大きく分けて2つ。
急性炎症と慢性炎症があります。
経過がすみやかで、早期に終息する炎症を[急性炎症]といいます。
分かりやすくいうと、蚊に刺されたときに、赤く腫れ痒くなりますよね。
時間がたつと、自然と痒みは収まり、数日であとすらも無くなります。
これが急性炎症です。
一方、組織障害が長期にわたる場合や,原因となる病原がなかなか処理されなかったり、糖化により脆くなった細胞が再生を行えなくなっていたり、活性酸素が大量に発生している場合など、炎症が長引き、4 週間以上に長引く炎症を【慢性炎症】といいます。
この【慢性炎症】が、身体内に発生することで様々な身体の不調が発生します。
心臓病、脳卒中、動脈硬化、がん、うつ、認知症、アトピー性皮膚炎、花粉症、気管支喘息など。
一見全く違う病気に感じても、全ての原因は【慢性炎症】が原因なのです。
実は、この炎症は身体の見張り役【免疫細胞】が外敵と戦い、外部からの有害な物質を排除したり、古くなった細胞を排除したり、傷を修復しようとする際に発生する、適正な反応なんです。
しかし、免疫力が低下している状態や、身体内部の酸化・糖化が進んだ状態では、炎症になった原因をずっと排除できず、長期間に渡りその炎症を消化できなかった場合、慢性炎症という状態になってしまいます。
そして、この慢性炎症になったとたん、免疫細胞たちは暴走を始め、自分の身体をどんどん攻撃し始めるのです。
そうなると、慢性炎症は自然に治ることなく、じわじわと広がり、長い歳月をかけ、身体を深刻な病気へと導いてしまします。
このようなところから見ても、健康不老長寿への分かれ道は【酸化・糖化・炎症】をいかに食い止めるかで決定するんです。
05.老化原因を排除し、身体の細胞から若々しさを保とう!


この老化促進物質が身体の中に少ない人ほど、見た目も身体の細胞も若々しいんですよ。



具体的にどんなことすればいいんか知りたいわぁ〜

楽しみにしていてください!



あなたも老化の3大要因をしっかり理解し、身体の内側から不老長寿を目指しましょう♪
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